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香りの散歩道 |
| 墨絵・朝野泰昌 |
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| 「朝野家 香りの散歩道」 この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。 |
| キッチンから漂うおいしそうな匂い。 そのとき、「痛っ!」という声が聞こえてきたら、皆さんはどうしますか? ちょっとした切り傷なら、救急絆創膏の出番ですね。 家庭用の救急絆創膏は、今からおよそ100年前、アメリカで誕生しました。 それは、新婚の夫が妻のために発明したものだったそうです。 包帯などをつくる会社で働いていたディクソンは、愛する妻のことが心配でした。 そそっかしいので、料理をするたびに指先を切ったり、やけどをしたり。 手のキズが絶えなかったのです。 そんなとき、包帯を巻いて手当てをするのは、ディクソンの役目でした。 「もしも自分の留守中に妻がケガをしたら・・・」と、不安になったディクソン。 そこで、妻がひとりでもすぐに手当てができるよう、医療用のテープの中央に、あらかじめガーゼを取り付けておくことを思いつきました。 そのことを職場で話したところ、「とてもいいアイデアだ!」と褒められ、商品化されることになったのです。 1921年、はじめて世に出た救急絆創膏は、便利さが評判を呼んで大ヒット商品に。 ディクソンは、その功績が認められて副社長にまで出世しました。 そして、愛する妻のそそっかしさも、救急絆創膏の誕生秘話として、100年後まで語り継がれることになったのです。 |
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「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。 |
*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中 ↓mp3です。
wmp等でお聞き下さい。 9月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |