香りの散歩道


骨正月

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日、1月15日は「小正月(こしょうがつ)」ですね。
地域によっては、厄除けの小豆粥を食べて、一年の無病息災を願う風習が受け継がれています。

みなさんのまちでは、いかがですか。
そして、1月20日は「二十日(はつか)正月」。
わが家に幸せをもたらすためにやって来てくださった、

年神さまがお帰りになる日といわれ、新年の祝い納めをします。
お正月の飾りものはすべて片付けて、この日からまた、新しい一年がスタートするのです。

二十日正月のことを、昔の人は「骨(ほね)正月」とも呼んでいました。
年越しのために用意した縁起物の魚、ブリやサケなどを骨まで食べ尽くすことから、その名がついたとか。

ブリのアラを使って「ブリ大根」をつくったり、サケのアラを「粕汁(かすじる)」にしたり。
食べものを粗末にしない暮らしを、年の始めから実践していたのですね。

また、この日をおなかがすいたまま過ごすと、一年を通して食べものに恵まれない・・・という言い伝えもあるそうです。
特別なごちそうではなくてもいいので、毎日ちゃんと食べること。それが、健やかに生きるために大切だと、教えてくれているのかもしれません。

1月20日の「二十日正月」には、自然の恵みに感謝をして、食べものを余すことなくおいしくいただきませんか。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

1月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



香りの散歩道TOPへ
 /  TOPへ  / 歳時記へ