香りの散歩道


挨拶がわりに天気の話

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

今日のお相手は、私、木村匡也です。

朝、出会った人と挨拶がわりに天気の話をすると、その場の空気がやわらぎますね。
暑くなりそうか、雨が降りそうか。
誰もがちょっと気になる、共通の話題だからでしょう。

30年前の今日、8月28日は、日本で初めて気象予報士の国家試験が行われた日です。
当時の合格率は18パーセント。
今は、さらに難しくなって5パーセントくらいという狭き門です。

コンピュータを使って、天気予報の精度がどんどん上がっている今も、予報の基本は、空を見上げて雲や風の動きを観察すること。
昔の人の知恵から生まれた天気の言い伝えにも、科学の目で見て納得できるものは多いそうです。

たとえば、「太陽や月のまわりに光の輪がかかると雨になる」という言い伝えがあります。
低気圧や前線が西から近づくと、太陽や月に薄い雲がかかることで起こるこの現象は、雨が降り出す半日から1日半くらい前に見られるそうです。

「西から天気が下り坂になる」という予報を聞いたら、みなさんも空を見上げてみませんか。
タイミングが合えば、虹のような光の輪を見ることができるかもしれません。

なかには、鼻を利かせて、「雨が降るのは匂いでわかる」という方もいらっしゃるでしょう。
資格がなくてもできる天気予報は、いろいろありそうですね。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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