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香りの散歩道 |
| 墨絵・朝野泰昌 |
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来週の月曜日は「敬老の日」ですね。 平安時代の女流作家・清少納言(せいしょうなごん)は、『枕草子』の「心ときめきするもの」というくだりに、こんなことを書き連ねています。 心ときめきするものは、雀の子を飼っているとき。 雀の子や幼い子どもなど、小さくてかわいらしいものに寄せる、清少納言の愛情がうかがえますね。 香りについては、頭を洗って、お化粧をして、お香を焚きしめた衣裳を身にまとうと、これといって会う人がいないときでも、心の内はなんとなく幸せだ・・・とも書いています。 『枕草子』は千年以上も前に書かれたものですが、「心ときめきするもの」は、現代に生きる私たちにも共感できるところがありそうですね。 髪の毛を洗って、お気に入りの香りを身につけたとき、小さな幸せを感じたら・・・千年前の人々と心が通じるような気がしませんか。 |
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*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中 ↓mp3です。
wmp等でお聞き下さい。 9月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |
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