風にゆれてチリンチリン・・・。 風鈴が奏でる音色は、夏のひとときを涼やかにしてくれますね。 毎年7月、神奈川県の川崎大師(かわさきだいし)で風鈴市が開かれます。 北海道から山陰、沖縄まで、日本各地のご当地風鈴が勢揃いする夏の風物詩。 今年は7月19日から23日までの5日間、境内の特設会場で開催されます。 この風鈴市には、ガラスや鉄、陶器など、さまざまな素材でつくられた風鈴が、およそ900種類3万個も集まるとか。 音色もそれぞれに異なり、風が通りぬけるとオーケストラのように、風鈴が一斉に鳴り出します。 その中から、お気に入りの一つを見つけ出すには、目を凝らすだけでなく、耳をすませなければなりません。 夏の境内に響き渡る、その音色を聴いているだけでも、暑気払いができそうですね。 川崎大師は古くから「厄除のお大師さま」と呼ばれていて、風鈴市でも厄除の縁起物を求めることができます。 円いガラスに、どこかユーモラスなだるまの顔が描かれた、川崎大師オリジナルの「厄除だるま風鈴」。 江戸風鈴の職人の手によるもので、厄除の祈祷がされたこの風鈴を目当てに、毎年やって来る人も多いとか。 夏の香りを運ぶ風を受けながら、風鈴が奏でる涼やかな音色で暑気払い。 みなさんも、いかがですか。
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7月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
*『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。