香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
|
![]() |
潮風の香り、照りつける太陽と砂の匂い・・・海の季節がやってきましたね。 夏山や一足づつに海見ゆる (なつやまや ひとあしずつに うみみゆる) 緑の木々を分け入るように山道を登っていくと、一歩ずつ登るごとに視界が開け、海が見えてきた・・・。 嶋じまや千々にくだきて夏の海 (しまじまや ちぢにくだきて なつのうみ) 「奥の細道」の旅の途中、松島で詠んだといわれる句です。 春の海終日のたりのたりかな (はるのうみ ひねもすのたり のたりかな) 「終日」は「一日中」という意味です。「のたりのたり」と寄せては返す波を日がな一日眺めている、なんとものどかな句ですね。 |
|
*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中 ↓mp3です。
wmp等でお聞き下さい。 7月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |