香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
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今日は二十四節気の「穀雨」ですね。穀物の穀に雨と書いて、穀雨。 この時期に降る春の雨は、あらゆる穀物を潤し、芽を出させることから「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」とも呼ばれています。 江戸時代の俳人、松尾芭蕉(まつおばしょう)は、「春雨」という季語でこんな句を詠んでいます。 春雨や蓬をのばす艸の道 (はるさめや よもぎをのばす くさのみち) 春雨が草の道にしとしと降っていて、そこにはみずみずしい緑の蓬が育ち、春の到来を告げている・・・。 蓬は、芭蕉が生きた時代には主に薬草として親しまれていました。 春雨や蓬をのばす艸の道 みなさんのまちでは、春を告げる草の道の蓬を、今も見ることができますか。 |
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wmp等でお聞き下さい。 4月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |