香りの散歩道


『16年目の朝野家・香りの散歩道』

墨絵・朝野泰昌


 あけましておめでとうございます。16年目の春を迎えた『朝野家・香りの散歩道』、今年もよろしくおつき合いください。

 新しい年に初めて風呂を立てて入ることを「初湯(はつゆ)」といいます。
地方によっては、正月二日の初湯を「若湯(わかゆ)」と呼び、この湯に入ると若返るという言い伝えがあるとか。
湯けむり香る温泉に入れば、なおいっそう元気で若々しく一年を過ごせそうですね。

 「香り」という言葉を辞書で引くと、「良いにおい」という意味のほかに、「においたつような美しさ」という意味があります。
初湯に入って湯の香(か)をまとえば、湯あがり美人のできあがり。
さらに、香りで美しさに磨きをかけたいなら、お香を焚いた部屋で身支度を整え、移り香を楽しんではいかがでしょう。

 今年もリスナーの皆さまには、番組を提供している湯村温泉の旅館『朝野家』から、オリジナルのお香をプレゼントします。
野に咲く一輪の花のような、やさしさと気品に満ちた香り‥‥これは、湯村温泉を舞台にした名作ドラマ『夢千代日記』の中で、吉永小百合さんが演じたヒロインをイメージして、京都のお香の老舗・松榮堂で特別に練りあげたもの。
 
 美しく年を重ねられた皆さまへ、香りのおもてなしにこだわる『朝野家』からの贈り物です。 


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週木曜日に日本海新聞で掲載しています



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