香りの散歩道


トップ・ロンドン・アフタヌーンティー・アワード

墨絵・朝野泰昌


 師走の忙しさをちょっと忘れて、優雅な紅茶の香りが漂うような話題をお届けしましょう。

 午後のひととき、おいしい紅茶とお菓子を楽しむアフタヌーンティー。

 本場イギリスでは、毎年、英国ティー・ギルド協会によって、『トップ・ロンドン・アフタヌーンティー・アワード』が発表されています。

 2007年の最高賞に選ばれたのは、ロンドンのハイドパークに隣接する名門ホテル「ザ・ドーチェスター」のティーラウンジ。
ここでは、アフタヌーンティーの定番である
サンドイッチやスコーンなどと共に、世界中から集めた選りすぐりの紅茶を楽しむことができます。
さらに、行き届いたサービスや優雅なピアノ演奏など、ラウンジ全体の雰囲気も高く評価されました。
 長い歴史の中で紅茶文化を育んできた国だけに、最高賞に選ばれるのはこの上ない栄誉だそうです。
と言っても、ホテルで優雅にティータイムを楽しむのは旅行者だけでは‥‥?と思われるかもしれませんね。

 ところが近年、イギリスの人々の間でも伝統的なアフタヌーンティーの人気が復活しているとか。
特にビジネスの世界では、お酒がからむ夜よりも、午後にゆったりアフタヌーンティーで商談や接待をするほうが健康的でいい、と見直されているそうです。

 皆さんも、年末に夜のおつき合いが続いたら、「忘年会はアフタヌーンティーで」と提案してみてはいかがでしょう。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週木曜日に日本海新聞で掲載しています



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