雪が解けて、その水が川になり、流れていく・・・。
はるか昔から繰り返されてきた、大自然の営みです。
この言葉を聞いて、1970年代のキャンディーズのヒット曲、
『春一番』の歌詞を思い出した方もいらっしゃるでしょう。
この歌を作詞・作曲した穂口雄右(ほぐち・ゆうすけ)さんは、作曲家や編曲家として数々のヒット曲を生み出しましたが、『春一番』では作詞も手がけました。
はずかしそうに顔を出すツクシ、日だまりで遊ぶ雀たち、水をけって泳ぐカエルの子・・・。
雪が解けて生きとし生けるものが動きはじめた、香り立つような春の情景を描いた歌詞は、半世紀近く経ってもみずみずしく、決して色あせることはありません。
「もうすぐ春ですね」というこの歌を聞くと、どんな状況にあっても、希望の光が見えるような気持ちになる人も多いとか。
キャンディーズが歌う『春一番』を、リアルタイムで聞いたことがない皆さんの心にも、きっと光を灯してくれることでしょう。
明日、2月18日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。
雨(あめ)の水(みず)と書いて「雨水」と読む、この時期には、雪や氷が解けて水になり、農作業の準備をはじめる目安にもなっていました。
長い冬を耐えて、光あふれる春の訪れを喜んだ先人たちのように。
私たちもそれぞれの道で、新たな実りを手にするための一歩を踏み出しませんか。
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