香りの散歩道


香りビーズのネックレス


墨絵・朝野泰昌



衣替えの季節ですね。
洋服を替えると、アクセサリーも替えてみたくなりませんか。

インドでは今、やさしいアロマの香りがする、ビーズのアクセサリーが注目されているそうです。
作っているのは、目の見えない女性たち。
色ごとに異なる香りをつけたビーズを、彼女たちが嗅ぎ分けて、ネックレスやブレスレットをデザインしているのです。

香りで選んだ、ビーズの色の組み合わせはどれも個性的で、嗅覚が研ぎ澄まされているからこそできる、ジュエリーデザインかもしれません。

このアクセサリーづくりは、職業訓練を受けても職につくことが難しい彼女たちのために、英国出身のデザイナーとインドのNGOが手を組んで立ち上げたプロジェクトです。
目の見えない女性たちの生活を、少しでも向上させたい。
そんな思いでスタートしたこのプロジェクトは、インドの人々に視覚障害に対する認識や知識を広める役割も果たしつつあるとか。

たとえば、香りのビーズで作ったサングラスネックレスは、サングラスをかけるだけでも、紫外線による視力の低下を防げることを知ってもらおう・・・という目的で作られているそうです。

香りのチカラは、こんなところでも生かされているのですね。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

6月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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