香りの散歩道


大阪万博再び

墨絵・朝野泰昌
 

1867年の今日4月1日、日本が初めて出展した国際博覧会が開幕しました。
フランスの皇帝ナポレオン3世の命によって開催された「パリ万国博覧会」です。

日本からは浮世絵や工芸品などが出品され、芸術性の高さがヨーロッパの人々に衝撃を与えました。
のちに「ジャポニズム」と呼ばれる日本趣味が、流行するきっかけになったとも言われています。

それからおよそ100年後の1970年、アジアで初めての万国博覧会が日本で開催されました。
芸術家の岡本太郎さんが手がけた、太陽の塔がシンボルになった大阪万博です。

この万博がきっかけで、その後、日本の暮らしに普及したものが、たくさんあることをご存知でしょうか。
たとえば、ワイヤレスホンと呼ばれた携帯電話や動く歩道、温水洗浄便座のトイレも話題になりました。

また、ファストフードやファミリーレストランも、大阪万博に登場して人気を集めたことがきっかけとなり、日本全国に広まったと言われています。
今ではどれも当たり前のようにあるものばかりですが、50年前には、夢のようなものだったのでしょうね。

そして、2025年、大阪に再び万博がやってきます。
令和の子どもたちに、どんな未来を見せてくれるのでしょうか。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

9月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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