今から50年前の夏。
世界中の人々が、月に思いをはせた日があったことをご存知ですか。
1969年7月20日、アポロ11号が月面着陸に成功した日です。
翌朝、人類が初めて月に降り立ち、この世紀の瞬間は世界中に衛星中継されました。
日本でもたくさんの人が、テレビで見守っていたそうですから、リアルタイムで覚えている方も多いことでしょう。
地球人を代表して月に一歩を踏み出した、アポロ11号のアーム
ストロング船長は、こんな言葉を残しています。
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」。
はるか彼方にあって、「うさぎが餅つきをしている」とか「かぐや姫のふるさと」などと、夢のある昔語りもされてきたミステリアスな月。
その正体が、科学の目で明らかになった一歩でもありました。
うさぎもかぐや姫もいないことを知って、ちょっとがっかりした子どもたちも、「人間はどんな星にも行ける!」と、宇宙への夢が広がったのではないでしょうか。
人類初の月面着陸50周年の今年、山陰でも宇宙に関するイベン
トが開催されています。
鳥取市さじアストロパークでは、月面探査のこれまでを振り返り、これからの宇宙開発について考える展示が、9月16日まで開催されています。
この夏はみなさんも、月に思いをはせてみませんか。
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