香りの散歩道


オリンピックの香り


墨絵・朝野泰昌



1914年の今日6月14日、パリで開催されたオリンピック委員会で、オリンピックの旗「五輪旗(ごりんき)」が制定されました。

青、黄、黒、緑、赤。5つの色の輪をつないだ五輪のマークは、世界の五大陸が連帯することを表現しているそうです。
また、五輪は5つの自然現象も表しているという説もあるとか。
青は水、黄色は砂、黒は土、緑は木、そして赤は火。

そう言われてみると、五輪旗が地球そのものを象徴しているように思えてきませんか。

さて、オリンピックといえば、2000年に開催されたシドニーオリンピックで、さまざまな公式グッズの中に、香りがラインアップされていたことをご存じでしょうか。

ブルーサイプレスとグレープフルーツの香りをブレンドしたもので、すっきり爽やか。
スポーツイベントにふさわしい香りでした。

ブルーサイプレスは、オーストラリア産のヒノキ科の植物で、エッセンシャルオイルは美しい青色をしています。
やや甘味のあるウッディーな香りが特徴で、シドニーオリンピックの香りに採用されてから、世界的に知られるようになりました。

2020年に開催される東京オリンピックでも、世界の人々をおもてなしするような香りが生まれるといいですね。
日本らしくて、アスリートに好まれるのはどんな香りなのか・・・

想像するだけで、なんだかワクワクしてきませんか。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

6月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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