香りの散歩道


噴水の日

墨絵・朝野泰昌
「朝野家 香りの散歩道」
この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りします。

水遊びができる噴水は、子どもたちに人気ですね。
今日、8月21日は「噴水の日」という記念日です。
その由来は、明治10年の8月21日から東京の上野公園で開催された、「第1回内国勧業(ないこくかんぎょう)博覧会」の会場に、日本初の西洋式噴水がお目見えしたこと。

会場の中央に人工の池を造り、そこに噴水が設置されました。
珍しいもの見たさに訪れた人たちで、まわりには人だかりができたそうです。

4年後に開催された第2回の博覧会では、噴水の数が増えて、仕掛けも大がかりになりました。
表門をくぐると、鶴のオブジェが目をひく噴水が両サイドにあり、煉瓦造りの立派な美術館の前には、会場のシンボルとなる大きな噴水が設置されました。

当時の浮世絵を見ると、伝説上の動物「猩猩(しょうじょう)」が、巨大な壺を背負っている姿をかたどったオブジェから、勢いよく水が噴き出す光景が描(えが)かれています。
その豪快な水音(みずおと)や、噴水を眺めている大勢の人たちが、歓声を上げているざわめきまで聞こえてきそうです。

それから140年以上経った今、日本各地の公園には大小さまざまな噴水があり、市民の憩いの場になっています。
夕涼みがてら訪れる方もいらっしゃるでしょう。

みなさんの街にも、そんな噴水はありますか。


「朝野家香りの散歩道」この番組は、山陰 湯村温泉、朝野家の提供でお送りしました。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

8月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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