香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
いつもの道を歩いているとき、ふと目に飛び込んでくる鮮やかな黄色。 風に揺れるミモザの花が、春の香りを運んでくれる季節になりましたね。 ヨーロッパでも、春を告げる花として愛されているミモザ。 なかでも、イタリアでは3月8日に、ミモザの花束をプレゼントする習慣があるそうです。 この日は、1970年代に国連で制定された「国際女性デー」。 イタリアでは「女性の日」と呼ばれ、母親やパートナー、恋人、友人、職場の同僚などに、「ありがとう」の気持ちを込めてミモザの花を贈るのです。 花言葉は、「感謝」「友情」「思いやり」。 そして、愛と幸福を象徴する花とも言われています。 面と向かっては、なかなか言えない言葉でも、花に託せば伝えることができそうですね。 ミモザの香りは、ふわりと漂って、優しく鼻をくすぐるような柔らかさがあります。 春の陽だまりを思わせる、この香りを身にまとうフレグランスも、人気だとか。 明るい黄色と優しい香りで、「春が来ましたよ」と教えてくれる。 ミモザの花を、みなさんも大切な人に贈ってみませんか。 みなさんも、いかがですか。 |
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毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |