寒い日に毛糸のセーターを着ると、自然のぬくもりに包まれているような気がしませんか。
長年着つづけて、カラダになじんだセーターなら、なおさらですね。
世界の国々では、その土地の気候風土から生まれた、伝統的な編み方のセーターが受け継がれています。
縄編み模様のフィッシャーマンズセーターは、アイルランドやスコットランドの海で働く漁師が、仕事着にしたのがはじまりだとか。
カナダに伝わるカウチンセーターは、太い毛糸で丈夫に編んだ動物柄が特徴で、もともと森で狩りをするときに着ていたものでした。
そして、ノルウェーをはじめ北欧の国々では、ノルディック柄のセーターが愛されています。
雪の結晶やもみの木、トナカイなど、自然界にあるものをモチーフにした図案や、幾何学模様を編み込んだセーターで、日本でも人気がありますね。
寒さが厳しい土地柄なので、厚みのあるセーターにしようと、模様をたくさん編み込んだのがはじまりではないか・・・と言われています。
色とりどりのノルディック柄は、マフラーや手袋、帽子などの小物に取り入れても、冬の装いを明るく華やかにしてくれます。
寒い季節には、寒い国で生まれたおしゃれを、お手本にするのもいいですね。
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