香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
ショウガやシソ、ミョウガ、ネギ、ニンニクなど。 夏の食卓には、料理に香りやコクを加えて、食欲をそそる野菜の出番が多くなりませんか。 これらは、香る(かおる)味(あじ)の野菜と書いて「香味野菜(こうみやさい)」と呼ばれています。 「薬味(やくみ)」という呼び名もありますが、この2つは、使い方によって違うそうです。 薬味は、できあがった料理に添える、いわばトッピングのようなもの。 夏は冷奴にのせたり、素麺に添えたりしますよね。 野菜だけでなく、海苔や桜海老などの乾物や、すだちや柚子などの柑橘類、七味唐辛子などの香辛料も、薬味として使われます。 一方、香味野菜は、料理の味付けや香り付けに使われるもので、調味料に分類されることもあります。 冷奴にのせるショウガは薬味で、豚の生姜焼きをつくるときは香味野菜。こんな風に、同じ野菜でも、使い方によって2つの呼び名があるのですね。 料理のレシピサイトで「香味野菜」を検索すると、和・洋・中、さまざまなジャンルの料理が、たくさん紹介されています。 この夏は、香味野菜の力を借りながら、おいしく食べて元気に過ごしませんか。 |
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毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |