香りの散歩道


もうすぐ、クリスマス

墨絵・朝野泰昌

もうすぐ、クリスマス。

大切な人に香りの贈り物をされる方は、クリスマスギフトの由来を、よくご存知なのかもしれませんね。
その昔、イエス・キリストの誕生を祝うため、3人の賢者が馳せ参じたという話は、みなさんもご存知でしょう。

彼らは、3つの捧げ物を持ってやって来ました。
ひとつは、王様であることを象徴する、最も価値の高い金属だった「黄金」。
あと2つは、「乳香(にゅうこう)」と「没薬(もつやく)」で、どちらも樹木から採れる貴重な香料です。

黄金にも匹敵する価値があり、古代から神聖な香りとして、儀式を行う祭壇などで焚かれていました。
立ちのぼる麗しい香りの煙は、天の神様に喜んでいただくためのものであり、人間の願いを神様に届けてくれると信じられていたそうです。

こうした歴史を知ると、3人の賢者がイエス・キリストへの捧げ物として、乳香と没薬という香料を選んだ理由が、わかるような気がしませんか。

乳香はフランキンセンス、没薬はミルラとも呼ばれ、今はアロマテラピーに使うエッセンシャルオイルでも、香りを楽しむことができます。

イエス・キリストの誕生から、時は流れて2021年のクリスマス。
大切な人たちの顔を思い浮かべて、どんな香りを選べば喜んでもらえるのか、あれこれ考えるのも、きっと幸せな時間でしょうね。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

12月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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