師走も半ばを迎えましたね。
私の友人は、大掃除の途中で懐かしい旅の写真を見つけ、手が止まってしまったそうです。
そういえば、今日12月15日は「観光バス記念日」です。
東京の街を、日本初の定期観光バスが走った日だそうで、運行ルートは皇居前から銀座を通って上野まで。
ぐるっと東京見物ができるこの乗合自動車は、「ユーランバス」と呼ばれ、説明をする案内人が乗っていました。
それが、バスガイドのはじまりとも言われています。
ちなみに、当時の案内人は男性だったそうです。
ユーランバスの運行開始を知らせる新聞広告には、「御一名
僅か金三円で 安心して愉快に御見物が出来ます」という文字が躍っていました。
お昼には、50銭を払って定食を食べることもできたとか。
大正14年、今から96年前のことです。
みなさんは、観光バスにどんな思い出がありますか。
修学旅行で案内をしてくれたバスガイドさんのこと。
いつもより高い目線で、車窓を流れる景色に見とれたこと。
そして、松江城や出雲大社などで観光バスを見かけると、地元の人間としては、「どうぞいい旅を楽しんでくださいね」と、もてなす側の気持ちになりませんか。
また、旅の目的地まで快適に送り届けてくれるバスも、ありがたいですね。
山陰では今、鳥取空港から鳥取駅を経由して湯村温泉まで、乗り換えなしで行けるバスがあり、来年の2月20日まで期間限定で運行しています。
バスにゆられて冬の温泉へ。
いい思い出がまた一つ、増えそうですね。
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