香りの散歩道


アロマテラピーの原点

墨絵・朝野泰昌

今日のお相手は、私、木村匡也です。

半袖の季節になると、目に映る景色も、鼻をくすぐる香りも、涼やかなほうがいいですね。
あたり一面、紫色に染まったラベンダー畑で、風が運んでくれる爽やかな香りに身をゆだねる・・・
そんな自分を想像してみてください。
暑さがスーッと引いていくような気がしませんか。

古代ローマの時代から、薬としても使われていたラベンダーは、アロマテラピーの代名詞のようなハーブです。

フランス語で「香り」という意味の「アロマ」と、「治療法」を意味する「テラピー」を組み合わせた、アロマテラピーという言葉の誕生にも、大きく関わっています。

今から110年前のこと。香水の原料になる香料の研究をしていた、フランス人のルネ=モーリス・ガットフォセは、実験中の爆発事故で火傷を負ってしまいます。

そのとき、とっさの判断でカラダに塗ったのが、手元にあったラベンダーのエッセンシャルオイルでした。
すると、痛みがやわらいで、傷の治りも早いと感じたのだとか。

植物の持つ癒しのチカラに驚いたガットフォセは、アロマテラピーという言葉を思いつき、治療法として広めるきっかけをつくった、と言われています。

きれいなだけじゃない。
いい香りがするだけじゃない。
ラベンダーの底力が、アロマテラピーの原点だったのですね。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

6月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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