香りの散歩道


バラの谷


墨絵・朝野泰昌

今初夏に咲くバラの花は、美しさと香りの素晴らしさから、「花の女王」と呼ばれています。

バラ好きの皆さんにとっては、心躍る季節でしょう。今日、6月2日は「ローズの日」。
日本のブルガリアンローズ文化協会が、(ろく)と2(ツー)の語呂合わせで制定した記念日です。

ブルガリアは、世界中のバラ愛好家が憧れる国。
香水などに使われるローズオイルや、 ローズウォーターをつくるのに適した品種、ダマスクローズの一大生産地です。

「バラの谷」と呼ばれる地域では、収穫期になると、朝まだ暗いうちから摘み取りの作業が始まります。
ダマスクローズは、花が開いたものよりも、つぼみのほうが良い香りがするそうで、収穫するのは夜明け前と決まっているのです。

一つ一つ手で摘んだものを集めて、 花びらがフレッシュなうちに蒸留することで、 香り高いオイルがとれるのだとか。

こうした丁寧な手仕事によって生まれる、 ブルガリア産のローズオイルは、世界の名だたるブランドの香水に使われています。

「香水の名品は、バラの谷がなくては生まれなかった」。
そんな言葉もあるほど、世界の人々を魅了してきた豊潤な香り。
皆さんも知らず知らずのうちに、 ダマスクローズの恩恵を受けているかもしれませんね。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

6月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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