香りに癒されるアロマセラピーや、音楽に元気をもらうミュージックセラピーなど。 私たちの身の回りにあるいろいろなものが、心とカラダを整えてくれるセラピーに生かされていますね。 では、医療や介護福祉の現場で、お化粧によるメイクセラピーが注目されていることをご存知ですか。 心理カウンセリングの手法や、色彩学などを取り入れたメイクを施すことで、心とカラダを癒すメイクセラピー。 たとえば、普段はあまりお化粧をしない高齢者の方や認知症の方に、キレイな色の口紅をつけてもらうだけでも、鏡に映る自分を見て思わず笑みがこぼれ、表情がパッと明るくなるそうです。 それをきっかけに、髪もちゃんと整えたり、身だしなみに気を使うようになったり。 お化粧には、日々の生活をちょっと前向きにしてくれるチカラがあるのですね。 また、顔の傷や火傷の跡などを目立たないようにカバーする、医療分野のメディカルメイクも、メイクセラピーの一つだそうです。 そして、メイクセラピーという言葉は聞いたことがなくても、美しく装うだけでなく心にも働きかけるメイクの恩恵を、知らず知らず受け取っている方は多いのではないでしょうか。 「今日はなんとなく元気が出ないな」という時でも、鏡に向かってお化粧をすると、スイッチオン。 いつの間にか、晴れやかな気分になっていることはありませんか。
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4月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
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