香りの散歩道


雨水の日にひな人形


墨絵・朝野泰昌
 

今日は、二十四節気の「雨水」です。
雨(あめ)の水(みず)と書いて雨水(うすい)。
暦の上では、降っていた雪が雨に変わり、池などに張っていた氷も水になる時期と言われています。
昔は、少しずつ春に向かってゆくこの日から、農作業の準備をはじめたとか。

そして、地方によっては、「雨水の日にひな人形を飾ると良い縁に恵まれる」という言い伝えもあるそうです。
山陰では、ひな祭りを旧暦で祝うことが多いので、「まだちょっと早いのでは?」と思われるかもしれませんね。

なかには、立春が過ぎた頃から、もうすでに飾っているというお宅もあることでしょう。

ひな人形の飾り付けをする時期に決まりはありませんが、それでも昔の人たちはなぜ、雨水の日がいいと言ったのでしょうか。

一説によると、雨水は命の源である水の日なので、ひな人形を飾ることで子宝に恵まれるようにと願ったからだとか。
また、雨水を境に凍っていた大地がゆるんで、草木が芽吹くように良縁が芽吹くから・・・とも言われているそうです。

私たちの祖先は、移りゆく季節とともに、人間も自然の一部であると思いながら生きていたからこそ、こうした逸話が生まれたのでしょうね。

ひな人形は、仕舞う時期についても言い伝えがありますが、その話はまた別の機会に。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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