新緑の季節には、香りのいいハーブにたくさん出会えます。 なかでも、紫色の花を咲かせるラベンダーは、爽やかな香りで心を落ち着かせてくれる、癒しのハーブとして人気がありますね。 ラベンダーの香りを嗅ぐと、心地いい眠りに誘われるという方も多いようです。 地中海沿岸が原産のラベンダーは、もともと暑さや湿気が苦手なので、日本のラベンダー畑は、夏でも涼しい地域に多く見られます。 家庭でも育てることはできますが、ポイントは、これからの季節をどう乗り切るか。 風通しのいい場所を好むハーブですから、高温多湿な日本の夏を越す「夏越し(なごし)」が上手にできれば、イキイキと育ってくれるそうです。 そのためには、湿気をため込ま ないことが大切なので、ラベンダーの苗を植える鉢は、水はけや通気性がいい素焼きのものがおすすめです。 その鉢を、直射日光が当たりにくい場所に置いて、水のやり過ぎにはくれぐれも注意しましょう。 また、初めてラベンダーを育て る方は、日本の夏にも耐えてくれそうな品種を選ぶと、失敗が少ないようです。 たとえば、バンディン系のラベンダーは、比較的暑さに強いと言われています。 代表的なのは「グロッソ」と呼ばれる品種で、ラベンダースティックなど、香りを楽しむクラフトづくりにも適しています。 この夏はお宅でも、ラベンダー の夏越しに挑戦してみませんか。
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5月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
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