香りの散歩道


お疲れ様、出雲。お疲れ様、餘部鉄橋


墨絵・朝野泰昌



東京と出雲を結ぶ寝台列車「サンライズ出雲」は、大型連休にも大変な人気だったようですね。
鉄道ファンの女性たち、女子鉄の間では「縁結び列車」とも呼ばれているとか。
運良く乗車できた皆さんは、いいご縁に恵まれたのではないでしょうか。
 
「サンライズ出雲」は、ブルートレインの「出雲」からバトンを受け取り、山陰を走っています。

エッセイストで、女子鉄の先駆者とも言われる酒井順子(さかい・じゅんこ)さんは、ブルートレインが引退する年に乗車。
日本海の潮風を受けてそびえる山陰本線の「餘部鉄橋」も渡って、鉄道の旅
を楽しんだそうです。
「餘部鉄橋」はそのときすでに、新しく架け替えられることが決まっていました。

その旅の模様を、酒井さんは『お疲れ様、「出雲」。お疲れ様、餘部鉄橋』というエッセイに綴っています。

もうすぐ姿を消す列車と鉄橋。
それを見納めようと、カメラを手に乗り込んだ人々。
酒井さん曰く「消えゆくものを惜しむツアー」には、さまざまな人間模様がありました。
 
鉄道愛にあふれたこのエッセイは、昨年発行された文庫本『鉄道エッセイコレクション 「読み鉄」への招待』に収録されています。
鉄道好きな作家や音楽家など20人のエッセイを集めた文庫本で、蒸気機関車の煙の匂いまで立ちのぼってきそうなエッセイも。

旅のおともに一冊、皆さんもいかがですか。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

5月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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