香りの散歩道 |
墨絵・朝野泰昌 |
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江戸時代に描かれた香り高い日本画の中には、奇想天外な作品も数多くあります。 「よくも、まぁ、あの時代に、こんな絵を描こうと思ったものだ」と、奇抜な発想に驚かされる・・・。 そんな絵画を集めた展覧会『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』が、上野の東京都美術館で、今週の土曜日から開催されます。 伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)、歌川国芳(うたがわ・くによし)、岩佐又兵衛(いわさ・またべえ)など、江戸のアヴァンギャルドと言われる8人の代表作を、一堂に結集。 描かれた当時は、それまでの日本画の常識を打ち破るような問題作だったかもしれない、前衛的なものばかりです。江戸絵画のファンにとっては、感動的とも言える顔ぶれが揃った、まさにミラクルワールドでしょう。 なかでも、平成の世に江戸絵画ブームを巻き起こした立役者、伊藤若冲の作品は、公開前から期待が高まっているようです。 海の王者である鯨と陸の王者の巨大な象が向かい合う、斬新でダイナミックな構図の屏風や、地面をついばむ鶏(にわとり)とクチナシの木を描いた初公開の作品も展示されるとか。 『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』は、東京都美術館で2月9日から4月7日まで開催されます。先人たちのはじけっぷりを観たい方は、お出かけになってみませんか。 |
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毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。 香りの散歩道TOPへ / TOPへ / 歳時記へ |