香りの散歩道


明治・満150年西洋の香り 


墨絵・朝野泰昌



今年は、明治元年から満150年の年に当たります。

文明開化の名のもとに、西洋化の波が暮らしの中に押し寄せた時代がはじまってから、150年の歳月が流れたのですね。

明治時代の衣食住は、和装から洋装へ、和食から洋食へ、そして、新しい建物は洋館へ。
すべてに西洋の洋の字がつけられ、日本の近代化=(イコール)西洋化だと多くの人が考えるようになりました。

そして、香りの世界にも文明開化はあったようです。
ヨーロッパの香り文化である「香水」の輸入が盛んになり、フランス産の香水を身につけることが、最先端のおしゃれだったとか。
それまでは、お香を詰めた匂い袋を着物にしのばせていた女性たちも、洋服を着て香水をつけたハンカチーフを持ち歩くようになったのです。

そう。
当時の香水は、カラダに直接つけるのではなく、ハンカチーフなどにつけて、そこから立ちのぼる香りを楽しむのが、一般的だったそうです。

とは言っても、明治時代の香水は舶来品で高嶺の花。
流行に敏感で財力もある、限られた人だけが愛用していたようですが・・・

文明開化は、香水という新たな香りの楽しみも、海の向こうから運んできてくれたのですね。

明治150年の今年、先人たちが暮らしに取り入れた西洋の香りに、思いを馳せてみませんか。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

2月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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