香りの散歩道


燃えろよペチカ



墨絵・朝野泰昌



クリスマスシーズンには、クラシック音楽の演奏会にお出かけの方もいらっしゃるでしょう。

今日12月6日は「シンフォニー記念日」です。
1913年、大正3年のこの日、日本人が初めて作曲した「かちどきと平和」という題名の交響曲が、発表されたことに由来する記念日だとか。

その日本人とは、ドイツのベルリンに音楽留学をして、帰国したばかりだった若き日の山田耕筰(やまだ・こうさく)です。

日本でオーケストラの設立に力を尽くし、西洋音楽を広めた山田耕筰ですが、詩人の北原白秋(きたはら・はくしゅう)とコンビを組んで、たくさんの童謡も世に送り出しました。
「からたちの花」、「この道」、冬の歌では「ペチカ」も二人の代表作です。

雪のふる夜は たのしいペチカ
  ペチカ燃えろよ お話しましょ
   むかしむかしよ 燃えろよペチカ

北国のロシアから北海道に伝わったといわれる暖炉、ペチカのまわりに人々が集い、語らう、心あたたまるひととき・・・。

雪の夜に薪が燃える匂いや、パチパチとはじける音まで聞えてきそうな歌ですね。

日本語の言葉の響きを大切にした、山田耕筰の美しいメロディーは、今も心にしみる名曲として歌い継がれています。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

12月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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