香りの散歩道


オーラルケアの歴史


墨絵・朝野泰昌



今日11月8日は「いい歯の日」。
1(い)1(い)8(は)の語呂合わせで、1993年に日本歯科医師会が制定した記念日です。

歯磨きの歴史は、紀元前5世紀頃のインドにまで遡るそうで、日本には仏教と共に、身を清めるための作法として伝わったといわれています。

江戸時代になると、庶民にも歯磨きの習慣が広まったのですが、そのきっかけは、房楊枝(ふさようじ)と歯磨き粉が商品化されたことだとか。

房楊枝とは、ヤナギやクロモジなどの小枝の先をたたいて房状にしたもので、今でいう歯ブラシです。
歯磨き粉は、細かい砂にハッカやチョウジなどの香料を混ぜたものだったそうです。

江戸時代の学者で発明家でもあった平賀源内(ひらが・げんない)が考えたという『はこいり歯磨き』の売り文句は、「歯を白くして口の中をさわやかにし、悪しき匂いを消す」というもの。
日本人は昔から、白い歯ときれいな息を、身だしなみとしていたのですね。

ただし、結婚した女性たちは、歯を黒く塗って「お歯黒」にしていました。
浮世絵や時代劇などで、見たことがある方も多いでしょう。
一説によると、お歯黒には虫歯を防ぐ効果もあったとか。

オーラルケアの歴史を調べてみたら、まだまだおもしろいエピソードがありそうです。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

11月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。


『朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供で、

毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞に掲載されます。



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