今日は「夏至」。 一年で最も昼が長い日といわれています。 冬至に柚子湯をたてるような風習が夏至にはないため、そうとは気づかずに過ごした方も、多いのではないでしょうか。 夏至に対する思いは国によって違うようで、夏が短い北欧に暮らす人々は、太陽に感謝するこの日を心待ちにしているそうです。 スウェーデンでは毎年、夏至の日に近い土曜日に「夏至祭(げしまつり)」が開催されます。 今年は6月24日。 前日の金曜日から2日間、仕事も学校も休みになる祝日なので、この時期に合わせて、長い夏の休暇を取る人も多いそうです。 スウェーデン各地に設けられた夏至祭の会場には、季節の草花で美しく飾りつけた柱が立てられ、そのまわりでダンスを踊ったり、歌ったり。 花の刺繍を施した民族衣裳を身にまとった人や、花の冠をかぶった人たちの笑顔で、街じゅうが華やぐそうです。 大人も子どもも、夏至に自分で編んだ花の冠をかぶると、一年間健康で過ごせるといわれているそうですが、花の冠には、こんな素敵な言い伝えもあります。 夏至祭の前日、野原で摘んだ7種類の草花で冠を編み、それを枕の下に敷いて寝ると、夢に未来の花婿さんが現れるのだとか。 ただし、花を摘むところは誰にも見られてはいけないそうです。 今年も、健康のため、未来の花婿さんに会うため、たくさんの女性たちが花の冠を編むのでしょうね。
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6月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。
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