香りの散歩道


第39回 FIFI賞「ル・マル」


墨絵・朝野泰昌

香りの世界に、香水のアカデミー賞といわれている賞があることをご存じですか?

アメリカのフレグランス協会が、その年の最も優れた香水や、香水産業に貢献した人物を表彰する、FIFI賞(フィフィ賞)です。

昨年、第39回を迎えたFIFI賞では、イッセイ・ミヤケの女性用フレグランス「ロードゥ・イッセイ」が、栄えある殿堂入りを果たしました。

「水」をイメージしたこの香水は、1992年に発表されて以来、世界中の女性たちに愛され続けています。

水こそが最高のインスピレーションの源であると感じていた、ファッションデザイナーの三宅一生(みやけ・いっせい)さんの想いが生んだ革新的な香り。

水や空気のような透明感のある、みずみずしい香りを意味する「オゾンノート」という、新しい香水のジャンルを確立させたともいわれています。

同じく、昨年のFIFI賞男性用フレグランス部門で殿堂入りを果たしたのは、ジャン・ポール・ゴルチエの「ル・マル」。

こちらは、フランス語で「男」というその名の通り、強さと優しさを併せ持つ、スパイスの効いた香りです。

世界をうっとりさせた、香水の名品。皆さんも、香水選びの参考にしてはいかがでしょう。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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