香りの散歩道


世界一の北見薄荷


墨絵・朝野泰昌
すずかぜ、あやなみ、さやかぜ、ほくと・・・清涼感のある響きですね。

これらの名前はすべて、ニホンハッカの種類です。

日本原産のハッカは

和種薄荷(ワシュハッカ)と呼ばれ、ハッカ飴やハッカスプレーの原料に使われています。

乾燥させたハッカの葉を蒸留して取れる精油、ハッカ油(ゆ)で作ったスプレーは、虫除けにも効果があるといわれ、この季節は特に、アウトドアショップでも人気です。


人間にとっては気持ちいい、あのスーッとした香りが、虫は苦手なのですね。

日本有数のハッカの産地、北海道の北見市(きたみし)で、ハッカの栽培が盛んになったのは明治35年頃。
昭和14年には、世界の生産量の70%を占めるまでに成長し、北見ハッカの名は海外でも広く知られるようになりました。

こうした歴史を今に伝える「北見ハッカ記念館」は、日本近代化産業遺産にも認定されています。

記念館のガーデンでは、ハッカをはじめたくさんのハーブがすくすく育っていて、毎年夏に市民収穫祭を開催。
自分で刈り取ったハーブは、持ち帰って香りを楽しむことができるそうです。

今年の収穫祭は8月7日の日曜日。

ハッカが香る街の人々が楽しみに待つ、さわやかな夏の風物詩です。




*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



香りの散歩道TOPへ
 /  TOPへ  / 歳時記へ