香りの散歩道


木陰に吊るしたハンモック


墨絵・朝野泰昌
夏の匂いを運ぶ風のささやきを聞きながら、木陰に吊るしたハンモックでちょっとお昼寝・・・。

こんな贅沢なひとときが、リゾート地でもキャンプ場でもなく、身近な場所で過ごせたらいいですね。

近ごろ話題の「ハンモックカフェ」は、店の中にハンモックを吊って「ご自由にどうぞ」というカフェや、日本各地で店を出す移動式のカフェなど、さまざまなスタイルで人気を呼んでいます。

そこでは、ハンモックに座って本を読んだり、お茶を飲んだり。
もちろん、寝ころんで目を閉じれば、ゆらゆらと夢の世界を漂うことができるでしょう。

ハンモックはもともと、南米のアマゾン川流域に暮らす人々が使いはじめたといわれています。
木や柱が2本あれば、どこでも吊るすことができて、風通しが良く、地面からの湿気も避けられる・・・。
熱帯雨林の高温多湿な気候で、快適に眠るための知恵が詰まった発明品だったのですね。

ときには、赤ちゃんをあやす、ゆりかごにもなるそうですよ。
やがて、ハンモックを使う習慣は中南米一帯に広がり、国によって素材やカタチに違いが生まれました。

メキシコでは、カラフルな綿の糸を編んだネットタイプが主流で、ブラジルでは、丈夫でほどよい伸縮性がある、布製のハンモックを愛用している人が多いとか。
どちらの寝心地が良いかは、実際に寝てみないとわかりませんね。

ハンモックは、高温多湿な日本の夏にも活躍してくれそうな気がします。





*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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