香りの散歩道


ひょうたんからコマ


墨絵・朝野泰昌
「ひょうたんからコマ」ということわざがありますね。

意外なところから、意外なものが出てくる。
思いもよらないことが現実になるという意味ですが、この「コマ」とは何かご存じですか?


将棋のコマや遊び道具のコマだと思っている方も多いようですが、正解は馬。
あんな大きな動物がひょうたんから出でくるとは、奇想天外な発想ですね。

ただ、人形劇の「ひょっこりひょうたん島」や、豊臣秀吉の馬印「千成瓢箪(せんなりひょうたん)」でおなじみの、あのユーモラスなカタチの入れ物なら、そんな楽しい奇跡もあり得るかもしれない…と思えてきませんか。
 
ひょうたんは、人間が使いはじめた最初の「水入れ」といわれています。
器としての歴史は古く、人間が木の枝や石のカケラを生活道具として使っていた、石器時代までさかのぼるとか。

おそらく、ひょうたんの実が自然に腐って殻だけになったものを誰かが見つけ、水を入れる容器として使えることに気づいたのではないか、といわれています。
やがて、土でつくる土器が発明されますが、軽くて丈夫なひょうたんは世界各地で使われ続けました。

日本でも、七味唐辛子やお酒を入れる徳利などに使われていますね。
最近は、ひょうたんで作ったスピーカーやランプなども、素朴なインテリアとして人気があるそうです。

ひょうたんを暮らしに活かす新しいアイデアは、まだまだひょっこり出できそうですね。




*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

5月分は現在放送中に付き、もう少々お待ちください。

*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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