香りの散歩道



素敵なサプライズ・香りの切手




墨絵・朝野泰昌
皆さんが手紙を書きたくなるのは、どんなときですか?
 
大切な人に「ありがとう」の気持ちを伝えたいとき。
あふれるような祝福の言葉を贈りたいとき。

いつも見守っている誰かを励ましたいとき。

そして、ほのかな恋心を伝えたいとき……。

電話でもメールでもなく、手紙で。相手を思い浮かべながらペンを走らせるのは、とても濃密で心あたたまる時間ですね。
 
世界には、そんな思いに花を添えるような切手がたくさんあります。
 
なかでも、香り付きの切手は、小さいけれど素敵なサプライズ。
世界で初めて香り付きの切手を発行したのは1955年、当時の西ドイツだといわれています。
その切手は、オーストリアの国民的作家、シュティフターの生誕150年を祝う記念切手。

表には、生まれ故郷のボヘミアにあるシュティフターの記念碑と森の木々がデザインされ、裏の糊面にハッカの香りが付けられていました。
 
その後、ブータンとシンガポールで花の香りの切手が発行され、2000年以降は、世界各国でユニークな香り付き切手が次々に登場しています。

たとえば、インドでは白檀の香り、ブラジルではコーヒーの香り、香港ではジャスミンティーの香り。
そしてスイスでは、チョコレートの香りの切手も発行されています。
 
こんな香りがする手紙が届いたら、封を切る前からワクワクドキドキしそうですね。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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