香りの散歩道



農園レストランや農園旅館は旅の楽しみ



墨絵・朝野泰昌
レストランのオーナーやシェフが自ら農作業をして、収穫したばかりの野菜を使った料理をふるまう、全国各地の「農園レストラン」が話題を呼んでいます。

その土地でしか味わえない、自然の恵みとロケーション。


わざわざ足を運んでくださるお客さまに、より新鮮で安全なものを食べてもらおうという、こうしたおもてなしは、農園レストランだけではありません。

山陰・湯村温泉の旅館「朝野家」には自家農園があり、年季の入った農作業部のスタッフが、畑や田んぼで有機栽培に取り組んでいます。

但馬の良質な水が育んだおいしいお米。
ジャガイモ、ピーマン、ナス、玉ネギ、大根など、みずみずしい季節の野菜。

原木づくりから手がける椎茸。
30年近く手塩にかけてきた柚子は、オリジナルの柚子こしょうや柚子味噌の原料にもなります。
自然豊かな山あいの農園だけに、苦労話も自然が相手。

イノシシにサツマイモ畑を荒らされたこともあるそうで、おいしいものに目がないのは、人間だけではないのですね。
 
水の音、風の色、土の匂い……。その作物が育った農園の気候風土と、同じ環境の中で味わう料理。
農園レストランや農園旅館は、旅の楽しみを、またひとつ増やしてくれそうです。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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