香りの散歩道


店産店消の野菜

墨絵・朝野泰昌

地域で生産されたものを、その地域で消費する「地産地消」は、皆さんもうおなじみですね。

最近は、飲食店の店内で

つくった野菜を、そのまま店の食材として提供する「店産店消(てんさんてんしょう)」という新しい食のスタイルが話題を呼んでいます。

それを可能にしているのは、水や光、温度、栄養分などを人工的にコントロールした、小型の植物工場。
レタスやハーブなどの新鮮な葉もの野菜を、水耕栽培で安定して生産できる環境を、店内につくり出してくれる最新のシステムです。

こうした植物工場を店内のディスプレイの一部にして、ガラス越しに見える緑の野菜に囲まれて、食事ができるレストランも登場しています。
ガラスケースの中の棚で、人工的に栽培されている野菜を見ながら、サラダを食べる……。

ちょっと未来の食事風景のような、不思議な気分になりそうですが、訪れた人の感想は上々だとか。
「グリーンに癒される」「生育状況が見られて、この野菜が料理に使われていると思うと安心できる」という声が多いそうです。

また、店のすぐ裏にある植物工場でレタスやミズナ、グリーンリーフなど、およそ20種類の葉もの野菜をつくって直売する、新しいタイプの野菜専門店も誕生。
こちらは「店産店消」ではなく「店産店売」で評判を呼んでいます。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。


*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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