香りの散歩道


クマのプーさん原作デビューの日


墨絵・朝野泰昌


 今日10月14日は「クマのプーさん原作デビューの日」です。

1926年の今日、イギリスで「クマのプーさん」の物語が初めて出版されたことから、この日が記念日に選ばれたとか。


 クマのプーさんは誕生してから80年以上も、世界中の子どもたちに愛され続けているのですね。
原作を読んだことがない皆さんも、愛すべき小熊、プーさんのキャラクターはご存じでしょう。

甘い香りのハチミツが大好物で、どんなときでも鼻歌をうたいながら歩いている陽気な森の人気者。
鏡の前ではいつも、やせる体操をしているのも、ほほえましくて親近感を覚えます。

物語の舞台になっている100エーカーの森の風景は、イギリスにあるアッシュダウン・フォレストと呼ばれる広大な森をモデルに描かれました。

プーさんが仲間と森で小枝をひろい、川に投げて遊ぶ名場面に登場した橋も、アッシュダウン・フォレストにその姿をとどめています。

「クマのプーさん原作デビューの日」という記念日が生まれた背景には、世界中にあるこうした森をみんなで守ろう……という願いも込められているとか。

たしかに、森の中でプーさんと仲間たちが楽しく暮らしている様子を想像すると、子どもたちの心にも、身近な自然を大切にする思いが芽生えそうですね。

ハチミツの香りに誘われて、プーさんがひょっこり顔をのぞかせそうな森。皆さんのまわりにもありませんか。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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