香りの散歩道


香水をつけない女性に未来はない」


墨絵・朝野泰昌


 「私は流行をつくっているのではない。スタイルをつくっているのです。」
これは、フランスのファッションデザイナー、ココ・シャネルの言葉です。

昨年、生誕125年を記念して制作された映画『ココ・シャネル』が日本でも公開され、装いにも生き方にも自分流のスタイルを貫いた、その生涯にあらためてスポットライトが当てられています。


 「美しさは女性の武器であり、装いは知恵であり、謙虚さはエレガントである。」という名言を残したココ・シャネル。
洋服と同じように愛した香りについても、こう語ったといわれています。
「香りは自分のスタイルを完成させるための雄弁なコスチューム。」
「香水をつけない女性に未来はない。」

1921年に発表したシャネルNo.5(ナンバーファイブ)、日本ではシャネルの5番としておなじみの名香をはじめ、世界中の女性を虜にする香水を数多く世に送り出した、ココ・シャネルならではの言葉ですね。

趣味のいい香りは、エレガントなスタイルの仕上げになくてはならないもの。
自分にふさわしい香水を選び、ほのかに香らせるだけで、個性や魅力をより印象づけることができる……と、ココ・シャネルが次々に生み出した革新的な香水は、私たちに教えてくれています。

あなたらしいスタイルを完成させるための香り選び。もっとわがままに楽しんでみませんか。


*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。

8月分は放送中につき、もう少々お待ちください

*このコーナーは毎週水曜日に日本海新聞で掲載しています



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