「セガレ」のメンバーは、実家の農業を継がずに、東京で働いている息子や娘たち。
自分たちのことをセガレ、セガールと呼んで、東京にいながら親のため、農家のため、地元のためにできることはないだろうかと、小さなチャレンジを続けています。
「セガレ」の主な活動は、実家で収穫した作物を東京で販売すること。
都内の各地で開催される青空市場やフリーマーケットなどに出店して、「俺のおやじが作った野菜です」と胸を張って売っています。
親は作物をつくるプロでも、販売するのは自分たちのほうがうまいはず…と、営業経験を生かして売り上げに貢献しているメンバーもいます。
ただ売るだけでなく、都会の人にふるさとの匂いがする地元の作物の魅力を伝えるのも、彼らの大切な役割。
田植えや稲刈りツアーを企画したり、農地の相続問題について勉強するシンポジウムを開催するなど、その活動は少しずつ広がりを見せています。
農家を継いでいない後ろめたさを抱えつつ、農業に対して都会のセガレができることを考え、楽しみながら実践している…。
彼らの活動に触発されて、私たちにもできることがありそうな気がしてきませんか。
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