香りの散歩道


「いきものみっけて、暮らしを変える 」 


墨絵・朝野泰昌

 ある日、雪の中からひょっこり顔をのぞかせる、フキノトウの淡い緑を見つけると、本格的な春の訪れが待ち遠しくなりますね。

 皆さんは「いきものみっけて、暮らしを変える」を合い言葉に昨年の夏スタートした、『いきものみっけ』という活動をご存じですか?

環境省の生物多様性センターの呼びかけで、地球温暖化による生き物や自然への影響を調べる市民参加の調査活動です。

 ……というと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、参加するのにおおげさな準備も、特別な知識もいりません。

身近な生き物や自然現象を見つけて、その日時や場所などの情報をインターネットや携帯電話、郵便やFAXで送るだけ。
調査対象は季節ごとに変わり、春の調査の受付はもうはじまっています。

 ウグイスが初めて鳴いた日やフキノトウの芽ばえ、モンシロチョウを初めて見た日などの情報を募集中で、全国から集まった情報は、『いきものみっけ』のオフィシャルサイトで公開されます。

 また、生き物を見つける人「みっけにん」に登録すると、活動内容を知らせるメールが届くなど、より楽しく参加できるしくみになっています。

詳しくは『いきものみっけ』のオフィシャルサイトにアクセスしてください。

アドレスは
http://www.mikke.go.jp/ 

皆さんも「みっけにん」になって、身近な植物や動物からのSOSをいち早くキャッチしませんか。



*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週木曜日に日本海新聞で掲載しています



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