香りの散歩道


「七にちなんだ縁起の良い風習」 


墨絵・朝野泰昌

 おかげさまで、放送17年目を迎えた『朝野家・香りの散歩道』。
今年は、今日1月7日から番組をスタートします。

せっかくですから、「7」という縁起の良い数字にちなんだ香りの話題で幕を開けましょう。
 今朝は、七草粥の香りで目覚めた方も多いのではないでしょうか。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草。
早春の野山に生える若菜の生命力にあやかり、無病息災を願っていただく七草粥。

七草を刻むとき、できるだけ大きな音を立てることによって邪気を払うともいわれています。薬草のようなその香りも、厄よけになりそうですね。

また、宝船に乗って福を運んで来る、七福神めぐりも「7」にちなんだ縁起の良い風習です。
それぞれの神様にゆかりの神社仏閣にお参りするだけでなく、朝野家のある湯村温泉では、七つの湯に入って福を授かる「七福神湯めぐり」が人気を呼んでいます。

湯めぐり札を買って旅館や公共施設の温泉に入れば、一湯ごとに神様の人形が一つもらえ、七福神人形が揃うというお楽しみ付き。
湯けむり香る美人の湯として名高い、湯村温泉の「七福神湯めぐり」で、今年もますます香り立つような美しさに磨きをかけませんか。

*毎週水曜日・FM山陰.他で放送中  ↓mp3です。 wmp等でお聞き下さい。



*このコーナーは毎週木曜日に日本海新聞で掲載しています



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