ヒゲおやじの絵日記/心の旅人
第8話「ブラックジャックの冒険4」
絵と文・猪熊燻太郎/提供・朝野家
自惚れるな。利口者など世間にはざらにいる。要領がよく抜けめがないだけだ。
欲心が強いから上にへつらい人を恐れる。愛がないから下に冷たく威張る。
権力があっても愛がなかったら何になる。豊富な知識があっても愛がなかったら何になる。
億万の金があっても心が氷のようだったら何になる。

◆リーダーの務め◆
よく聞け。悪魔の手先になるな。悪魔は人と人の間に不信と憎悪と争いの剣を投げ込み、人がボロボロになって堕落し、破滅するまで食いつぶすのだ。
眠りから覚めよう。失意の人の家に行き希望の言葉を。
孤独に震える人に慈愛と勇気の言葉を。
どんなに多忙でも、重い車に油を注し込むように、微笑みの灯りを差して回ろう。
そのために神さまが白い歯を与えてくれたんだ。選挙の時に注いだあの情熱とエネルギーで 心を動かせ。頭を動かせ。体を動かせ。それがリーダーの務めだ。
それが不満な者はやめてしまえ!。

◆欲を捨て勇気を◆
われを忘れて語っているブラックジャックの所にウイルス感知装置が異常に作動し出した、と動物たちが騒ぎ出した。「近いぞ。首都が破壊されている。みんな行って戦おう。地球から運んで来たウイルス抗体試薬を全員に注射するんだ。なに破壊されている…。クッ、悪魔の仕業だな。」
その時、先生方から意外な声が上がった。
『人のために命を賭けよう。今立ち上がらなかったらきっと後悔する。』
ブラックジャックは腰が抜けるほど感激した。ここに来てよかった…と。我欲を捨てるとき、 代わりに勇気が生まれるんだ。さあ行って悪魔と戦い人々を助けよう。ロケットに乗り込み、首都・東京に着いてアッと息を飲んだ。もの凄い悪魔を見た。

(次回最終回へ続く)

*このコーナーは毎週日本海新聞で掲載しています

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